乳房ケア

【おっぱいのお悩み解決】ママが頭を抱える乳腺炎について

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日々、子育てお疲れ様です。昼夜問わず、授乳やオムツ交換、寝かしつけ、育児の他に家事もたくさんで休む暇がないですよね。お母さんは休まないといけないのに、育児と家事に追われて疲れてしまうことも乳腺炎につながる要因です。乳腺炎について、またケア方法についてお伝えしていきますね(*´꒳`*)

乳房の現象とは

妊娠中から産後にかけてママのおっぱいは大きく変化していきます。その変化に応じて赤ちゃんが適切に飲み取ってくれたら、おっぱいの辛さもなくなるのですが、うまくいかないこともあります。その現象の種類についてお伝えしていきます。

乳房の緊満について

乳房の生理的緊満

おっぱいの中には、母乳になるための材料(血液・組織液・リンパ液など)がたくさんあります。これらが流れ込んでくるため、熱さや緊満感を感じます。大体産後3日目くらいから張りが強くなってきます。産後3日目くらいまでは母乳になる前の段階であるので、張りが強くてもたくさん母乳が出るわけではないです。なので、「全然出ない、どうしよう」と不安になる必要は全くないです(*´꒳`*)正常な反応なのでご安心ください。

乳房の病的緊満

生理的緊満に留まればいいのですが、産後早期から赤ちゃんが上手に母乳を飲みとれていなかったら病的緊満が起こります。病的緊満が起こると、強い疼痛や乳首の浮腫などで赤ちゃんがうまく飲みとれない状態です。これをそのままにしておくと、うっ滞性乳腺炎につながります。裏を返せば、母乳をしっかり飲みとれていたら病的緊満を予防できます(*´꒳`*)

乳腺炎について

一般的に乳腺炎は、圧痛・熱感・腫脹のあるくさび型をした乳房の変化があり、38.5度以上の発熱、悪寒、インフルエンザ様の体の痛みなどの全身症状を伴うものです。乳腺炎はうっ滞性乳腺炎と化膿性乳腺炎に分類されます。

うっ滞性乳腺炎

細菌感染には至っていないが、蓄積された乳汁が原因で乳房に炎症が生じている状態です。出たいのにうまく出られない母乳によって、乳腺の組織に炎症をきたします。赤ちゃんがうまく飲みとれるようにするケアが必要です。

化膿性乳腺炎

うっ滞性乳腺炎の状態から12〜24時間以内に症状が軽減・改善されず、片側の局所的な赤みや腫れ、圧痛・熱感などの症状が強くなります。加えて、発熱やインフルエンザ様の症状があります。

乳腺炎の原因

  1. 乳頭の傷や黄色ブドウ球菌の付着
  2. 母親の手洗いが不十分(そのままおっぱいに触る)
  3. 授乳回数の不足や時間を決めての授乳
  4. 赤ちゃんの飲みとりがうまくできない
  5. 不適切なブラジャーの選択や使用
  6. 乳頭の白斑や乳管閉塞など
  7. 母親のストレスや疲労、栄養不足

乳腺炎のケアについて

ここまで辛い時期を耐え、頑張られたお母さんたちは心からすごいなと思います。ですが、乳腺炎はすぐに解決できないことも多く、繰り返したり、化膿性乳腺炎に移行することもあります。なので決して、自分の力だけで、と無理はなさらず、近隣の助産師をお便りください。今まで痛みの強い乳房マッサージを受けられて、乳房ケアにトラウマを抱えられている方も多くいらっしゃるかと思います。その場合、BSケア(赤ちゃんの吸い方に倣ったケア方法)をできる助産師が全国にいますので、そちらをお便りいただくと安心して受けていただけるかと思います(*´꒳`*)URLを貼っておきますので、ぜひご覧ください★彡

私はBSケア研鑽中です!!早く皆様にケアできるように精進いたします!!

ABOUT ME
たむ
たむ
助産師 
資格:看護師、助産師、チャイルドボディセラピスト1級取得。
BSケア研鑽中。訪問助産を開始したら予約フォームを設置いたします。
1児の母でもあります。育児のお悩みがあれば、お問い合わせください!!
NICUでは母子の愛着形成の大切さを学び、
地域に密着して母親を支えたいと思い、現在は小児科クリニックで日々奮闘しております(*´꒳`*)
親子が笑顔で過ごせる活動を行なっていきます★彡
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